サッカーのイングランド・プレミアリーグは、リーグの有力チームであるマンチェスター・シティが収入を9億ポンド(約1870億円)水増しするなど、財務規則の重大な違反に関連するすべての容疑で違反が認定されたと発表した。

リーグによると、長期間にわたり調査を行っていた独立委員会は、マンチェスター・シティが2009-10年シーズンから2017-18年シーズンまで、スポンサーとの間で「虚偽の」商業契約を結んでいたことを突き止めた。スポンサーが実際に支払う必要があったのはその一部だけで、残りの資金は2008年から同クラブを所有するアブダビ・ユナイテッド・グループ・インベストメント・アンド・デベロップメントが拠出していたという。

プレミアリーグのリチャード・マスターズ最高経営責任者(CEO)は「今回の規則違反とこの決定は、リーグの歴史上、最も重大だ」と述べた。

マンチェスター・シティに対する処分は、今後別途開かれる審理で決定されるとプレミアリーグは説明。シティには、10月2日までに委員会の調査結果に対して異議を申し立てる権利がある。

同クラブは調査期間を通じて反発し、無実を証明するとの主張を繰り返していた。

29日も発表文で、「プレミアリーグが提起した疑惑については潔白で、クラブのすべての主張を裏付ける包括的かつ反論の余地のない証拠が存在する」と立場を表明した。

この調査はプレミアリーグ全体に暗い影を落としていた。アラブ首長国連邦(UAE)大統領の弟であるマンスール・ビン・ザイド・ナハヤン氏が買収して以来、リーグを連覇するなど常勝軍団となったクラブに、今後下される処罰は激震を及ぼす可能性が高い。 処罰には、リーグ戦での勝ち点剥奪や罰金、最悪の場合にはリーグ追放などもあり得る。

収入を水増しして経費を低めに見せかければ、プレミアリーグがチームの財務実績に応じて定める選手に支払える額を増やすことができる。

プレミアリーグはまた、マンチェスター・シティが「調査を阻止し、妨害しようと組織的な取り組み」を行ったと非難した。

原題:Man City Broke Rules With ‘Sham’ Contracts, League Finds (1)(抜粋)

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