中国発のAIスタートアップ、マナスが、AIエージェントの品ぞろえを拡充している。テック業界で最も注目を集める分野の一つで、さらに足場を築く狙いだ。

マナスは28日、最新の多目的AIエージェント「Manus 2.0」を発表した。個人向けエージェントを作成、運用できる単体アプリ「Cue」も投入した。

マナスと同じ基盤を使って構築されたCueは、専用のメールアドレスや電話番号、デジタルウォレットを持つエージェントを作成できる。利用者に代わって個人的な用事をこなすほか、日常生活で使うサービスとも連携する。例えば、飲食店に料理を注文したり、順番を確保したりできる。

Manus 2.0は、処理速度と単独で作業をこなす能力を高めるよう設計された。情報収集やコード作成、ウェブサイトやプレゼンテーション資料の作成のほか、デジタルツールを使って作業をこなす能力も高まると見込まれる。

マナスは足元で広がるAIエージェントの中でも、早くから台頭した。複雑な作業をこなす技術を掲げて2025年に登場し、広く注目を集めた。その後、米メタ・プラットフォームズが20億ドル(現在のレートで約3100億円)での買収に合意したが、中国政府が4月に取引の中止を命じ、マナスは独立を維持することになった。

現在シンガポールに拠点を置くマナスは、中国市場で製品を手がけるチームを編成していると説明している。現地のAIモデル開発企業やエコシステムの提携先とも協議している。

一方、メタは独自のAIエージェント「Muse(ミューズ)」が好調だ。今月の公開後、アプリストアのランキングで急速に首位に浮上した。

原題:Manus Expands AI Tools in Renewed Push Into Agent Market(抜粋)

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