(ブルームバーグ):ベッセント米財務長官は、米連邦準備制度理事会(FRB)の政策当局者は金利について「柔軟な姿勢」を保つべきだとの考えを示した。AIや規制緩和による生産性向上が、米国のインフレ抑制に寄与すると主張した。

ベッセント氏はFOXニュースの番組で、減税や規制緩和を一因に、トランプ大統領の下で米経済は好調だとの認識を示した。一方、イランとの紛争に伴う燃料価格の高騰は、11月の中間選挙を前に米有権者の重荷となっている。
トランプ氏がFRB議長に指名したケビン・ウォーシュ氏について、1990年代のインターネットブーム期のグリーンスパン元FRB議長時代と同程度、あるいは「それ以上」の生産性向上が米経済で起きていることを「十分認識している」とベッセント氏は述べた。
グリーンスパン氏は「成り行きに任せた」と同氏は指摘。「FRB理事や金融政策の決定に関わる当局者は柔軟な姿勢で臨むべきだ。繰り返しになるが、規制緩和という側面があるからだ」と述べた。
今年はイラン戦争やウクライナによるロシアのエネルギー産業への攻撃を背景に、ディーゼル燃料やガソリン価格が高騰しており、インフレ押し上げ要因となっている。その影響は米経済全体に波及し、世界的な債券利回りの上昇にもつながっている。
8月の米消費者物価指数(CPI)統計では、食品とエネルギーを除くコア指数の前月比の伸びが市場予想を上回った。同統計発表から数日後、ウォーシュ氏率いる連邦公開市場委員会(FOMC)は2023年以来となる利上げに踏み切った。
ベッセント氏は「コアインフレ率は非常に落ち着いており、実際ここ数カ月は低下している」と主張した。
原題:Bessent Urges Fed to Keep ‘Open Mind’ on US Inflation Outlook(抜粋)
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