ネパールと中国を襲った土石流の発生から、あすで1か月です。国連総会の演説でネパールの首相は、「世界への警告だ」として、気候変動対策の強化を訴えました。被災地から中継です。

土石流で壊滅的な被害が出たネパール中部のビドゥールです。重機による撤去作業が進んでいて、道路も少しずつ復旧してきていますが、上流の国境地帯へは依然としてアクセスができない状態です。

土石流の死者は、ネパールだけで1400人を超え、行方不明者は5500人以上、日本人5人も連絡が取れないままとなっています。

発生からあすで1か月となりますが、生存の可能性を諦めた家族たちは、現実を受け入れるしかないと、弔いの儀式を行っていました。

こうしたなか、ネパールのシャハ首相は、国連総会で演説しました。

ネパール シャハ首相
「単なるひとつの地域で起きた悲劇ではない。世界への警告だ」

シャハ氏は地球温暖化によって国境を越えた災害リスクが高まっているとして、各国に気候変動対策の強化などを訴えました。

一方、ユニセフによりますと、被災者は9万人近くに上り、仮設のテントなどでの厳しい避難生活を余儀なくされていて、生活再建のめども立っていない状況です。