米連邦準備制度理事会(FRB)のバー理事は、インフレ率をFRBの目標である2%に下げるには、追加利上げが必要になる可能性が高いとの見方を示した。

インフレ率が依然として高過ぎるとの見解は、他の政策当局者からも相次いでおり、今後数カ月間に追加利上げが行われるとの観測を強めている。

バー理事は23日、シカゴで講演。「インフレ率を適切な時期に目標まで低下させるため、さらなる政策調整が必要になる可能性が高いというのが私の基本シナリオだ」と述べた。「最大雇用を支えるには持続可能で永続的な成長を後押ししたいと考えており、そのためには物価安定が極めて重要だ」とした。発言内容は講演の準備原稿に基づく。

Photographer: Daniel Heuer/Bloomberg

先週開かれた連邦公開市場委員会(FOMC)では、全会一致で約3年ぶりの利上げを決定。フェデラルファンド(FF)金利誘導目標は3.75-4%となった。インフレ率が5年半にわたり2%目標を上回っていることに、政策当局者らは懸念を募らせている。物価上昇圧力は根強いとの指摘も一部にある。

最新のFOMC予測中央値では、年末までにあと1回の利上げが見込まれている。2027年の予想中央値では追加利上げが示されなかったものの、8人の当局者は来年末の政策金利が現行水準を0.5ポイント上回ると予想した。

バー理事は講演で、経済は力強く、労働市場も堅調だとした一方、インフレ率は十分な速さで目標に向かっておらず、目標達成を妨げるリスクも高まっていると述べた。先週の利上げ決定を支持したことも明らかにした。

「私の見方では、経済に起きた変化を踏まえ、われわれの政策スタンスは適切な位置から外れていたが、正しい方向に調整した」とバー理事は話した。

住宅問題については「インフレ率が低ければ、住宅ローン金利も一般的に低くなる。われわれはその目標に向けて取り組んでいる」と述べた。

原題:Fed’s Barr Says Further Rate Hikes Likely Needed to Cool Prices(抜粋)

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