欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は18日、アイルランドのRTEラジオで「2027年には退任する」と述べた。ただ、任期が満了する同年10月まで務めるかどうかについては明言を避けた。

ラガルド氏は、退任が同年10月を意味するのかと問われ「どうなるか見てみましょう」とだけ答えた。

ラガルド氏は「現時点で言えるのは、時期がいつになろうとも、当然そうあるべきだが、極めてプロフェッショナルな対応をするということだ」と述べた。

ラガルド氏は7月、記者団に「2027年より前に私がいなくなることはない」と述べ、少なくとも年内は総裁職にとどまる考えを示した。先週の記者会見では、進退について「現時点でお知らせすることは何もない」としていた。

ラガルド氏を巡っては、来年1月に回顧録を出版すると発表したことで、ECBを任期途中で退任するとの観測が強まっている。ブルームバーグは、世界経済フォーラム(WEF)が引き続きラガルド氏にトップ就任を打診しており、同氏も受諾する意向とみられると報じている。

ラガルド氏が退任する場合、オランダとスペインの元中銀総裁らが後任候補となっている。

スペインのクエルポ経済相は18日、ダブリンで、ラガルド氏退任後のECBについて、議論を始める時期に来ているとの考えを示した。

クエルポ氏は、ブルームバーグテレビジョンに「任期を全うするかどうかはラガルド氏自身が決めることであり、どのような決断であってもわれわれは支持する」としたうえで、「いずれにせよ、こうした議論を行う、または始める必要がある。総裁職だけではなく、ほかにも空席となるポストがあり、話し合わなければならない」と語った。

ECBでは、チーフエコノミストのレーン理事と専務理事のシュナーベル理事も、来年に任期を終える。

ラガルド氏は「重要なのは、専務理事会や政策委員会にどのような能力を持つ人材がそろっているかということで、異なる見解があることが役に立つ」と語り、性別や経歴の違いで生まれる多様な見解の重要性を強調した。

原題:Lagarde Says She’ll Leave ECB in 2027, Won’t Give Exact Timing(抜粋)

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