きのう、森元総理が政府のウクライナ支援の方針に疑問を投げかけましたが、木原官房副長官は引き続き、ウクライナへの支援とロシアに対する制裁を推進する姿勢を明らかにしました。
森元総理はきのう、日本のウクライナ支援をめぐり、「こんなにウクライナに力入れちゃっていいのか」「ロシアが負けるということは、まず考えられない」などと述べていました。
木原官房副長官
「我が国としては、G7をはじめとする国際社会と連携しつつ、引き続き対ロ制裁、そして、ウクライナ支援を強力に推進をしてまいります」
木原官房副長官はきょう午前の会見で、森氏の発言について「政府としてコメントすることは差し控える」としたうえで、ロシアに対する制裁とウクライナへの支援を推進するとの政府の方針に変わりはないことを強調しました。
その上で、今後のロシアとの関係については、「北方領土問題を解決し、平和条約を締結するという基本方針は不変だ」と述べました。
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