オーストラリア政府は、連邦政府の庁舎内でスマートグラスの使用を禁止することを検討している。相手に気付かれずに撮影や録音ができることから、プライバシーやセキュリティー上の懸念があるとしている。

ギャラガー公共サービス相は17日付の文書で「スマートグラスは、特に録音・撮影や情報収集が可能なことから、プライバシーやセキュリティー上の懸念が生じ得る」と指摘。「公務員向けに明確で一貫した指針が必要だ」とした。

オーストラリア連邦政府は国内最大級の雇用主の一つで、昨年時点の職員数は約20万人。連邦政府の職場でスマートグラスの使用が禁止されれば、州や地方自治体、企業にも同様の動きが広がる可能性がある。政府は今回の措置を「世界に先駆けた禁止措置に向けた一歩」と位置付けている。

ブリスベン市議会は先月、公共プールでスマートグラスなどのウエアラブル端末やスマートフォンを使い、相手の同意なく撮影することを禁止した。規則では、許可なく他人を撮影した人に対し、監視員が退場を命じることができる。オーストラリアでは他の複数の自治体も同様の措置を導入する動きを見せている。

原題:Australia Mulls Ban on Smart Glasses in Federal Office Buildings(抜粋)

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