(ブルームバーグ):米軍が対イラン軍事作戦「エピック・フューリー(壮絶な怒り)」の開始から数カ月間に大量の弾薬を使用した結果、「戦略的な備蓄不足と、弾薬補充を巡る生産上の制約が生じた」と国防総省の当局者が同省の監察総監に認めたことが分かった。
監察総監が14日夜に公表した報告書によると、調達担当者は、「不測の事態に迅速に対応できるよう、調達手続きの簡素化や生産期間の短縮を進め、重要な原材料や部品、一部の弾薬を備蓄している」と説明した。
報告書は6月30日までの対イラン軍事作戦を検証した。トランプ政権が深刻ではないとの姿勢を示してきた弾薬不足が、国防総省当局者の説明で公式に確認された形だ。
トランプ米大統領は8月6日、「米国には、一部の種類を中心に『弾薬』が大量にある」とSNSに投稿した。9月9日にも、中級以上の弾薬は「事実上、無制限にある」とし、「この戦争でも、ほかのどんな戦争でも使い切れないほどだ」と投稿した。
報告書によると、国防総省は6月末ごろまでに戦争で使用した弾薬を223億ドル(約3兆4500億円)相当と推計した。この間の戦費全体は330億ドルを超えた。
今回の報告書は、監察総監によるエピック・フューリーの初の四半期報告となる。戦費の全体像を、具体的な金額とともに示した。米議会は、こうした米軍の作戦について四半期ごとの報告を義務づけている。国務省と米国際開発庁(USAID)の監察機関も作成に加わった。
国防総省は報告書について直ちにコメントしなかった。
原題:Pentagon Sees Strategic Inventory Munitions Shortfalls, IG Says(抜粋)
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