イランが支援するイエメンの武装組織フーシ派が、ホルムズ海峡に代わる原油輸送ルートとなっているバブ・エル・マンデブ海峡の島を制圧しました。

AP通信は11日、イエメン暫定政権関係者などの話としてフーシ派が、紅海とアデン湾を結ぶバブ・エル・マンデブ海峡にあるペリム島を制圧したと伝えました。

フーシ派は10日に、海峡の近くに位置する港湾都市モカも制圧していて、原油輸送への影響がさらに広がることが懸念されています。

一方、フーシ派系メディアは、イエメンの暫定政権を支援するサウジアラビアがモカの空港を空爆したと伝えています。

こうした中、サウジアラビア政府は11日、東部の油田地帯から紅海沿岸までを結ぶ「東西パイプライン」が10日朝、複数回の攻撃を受けたと発表しました。

攻撃に使われたドローンは、隣国イラクから発射されたとしていて、「東西パイプライン」は、安全確認のため予防的に操業を停止したということです。

サウジアラビアの東西パイプラインは、ペルシャ湾岸の原油を紅海側へ運ぶことができ、ホルムズ海峡を通らない重要な輸送ルートです。

サウジアラビア側は現時点では報復を行わず、イラク政府に対し、攻撃が繰り返されないよう、対策を取る機会を与えるとしています。