洗濯して洋服をたたむのも、キッチン回りの整理整頓も、全部ロボットにお任せ。家事がいらない、未来の住宅が発表されました。
きのう、都内で行われた「ロボットが搭載された家」の発表会。モデルルームを訪ねてみると、現れたのは「天井」から伸びるロボットアーム。クリップ型の「両手」で洗濯機を開け、洗濯物を取り出します。
記者
「机の角を使って、器用にたたんでいますね」
およそ数分で、タオルをたたみ終わりました。
次は、より難易度の高いTシャツ。くしゃくしゃの状態から、まずは形を整え、布の端をつかみ、細かな作業もこなします。さらに…
記者
「かごからニンジンを取り出しました」
買ってきた野菜は冷蔵庫へ。食材の収納まで、ロボットにおまかせです。
MW 成田修造CEO
「お風呂に入っている間にダイニングテーブルを片付けてくれたり、あるいは寝ている間に風呂掃除をしておいてくれたり、朝起きたら洗濯物が綺麗にたたまれている未来をつくる」
ロボットが移動するのは、基本的に「天井」。その理由は、日本の住宅事情です。
MW 成田修造CEO
「人型ロボットとか台車型の床移動だと、日本の狭い家で移動するのがすごく難しかったり、人の動線とぶつかってしまったり」
海外では、人型ロボットにAIを搭載し、洗濯や掃除など家事をこなすロボットの開発が進んでいます。一方、日本の住宅は海外に比べて狭く、人型ロボットが自由に動き回るにはスペースの確保が課題です。
そこで、天井という「デッドスペース」を有効活用し、勝ち筋を見出します。
MW 成田修造CEO
「最終的には、全ての家事を人類から解放することを目指しています」
ロボットを搭載した住宅そのものを販売する計画で、価格は2億円から4億円です。
一方、課題も。実はこのロボット、まだ遠隔操作が必要な段階です。自分で考えて動くためには、新たな「学習」が必要だといいます。
MW AI・ロボティクス責任者 浅谷学嗣さん
「データを収集している施設になります」
小さなブースにわかれ、およそ20人が手取り足取り、ロボットに洗濯物のたたみ方を教えています。目指すのは、15万時間分の家事データの収集。現在、集まっているのはまだ900時間ほどで、3年かかるといいます。
MW AI・ロボティクス責任者 浅谷学嗣さん
「家事ってすごくたくさん種類がある。環境の変化に合わせても、ロボットが順応していかないといけない、様々な種類のデータを取らないといけない」
製品化の目標は再来年。人類が家事から完全に解放されるにはまだ時間がかかりそうです。
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