ウクライナ国防省は、ロシアが準備を進めているとされるウクライナ南部の州での住民投票が、4月下旬から5月下旬に行われる可能性があるとして警戒を強めています。
ウクライナ南部のへルソン州やザポリージャ州ではロシア軍が一部地域を占領していて、ロシアが併合を狙いウクライナからの独立の是非を問う住民投票を計画しているとみられます。
ウクライナ政府は3月にも、ヘルソンでこうした計画があるとしてロシアを非難していましたが、ウクライナ国防省は、この住民投票が4月下旬から5月上旬に実施される可能性があるとの見方を示し、ロシアが自作自演の手続きで違法に領土を拡大しようとしているとして警戒を強めています。
また、ゼレンスキー大統領は、ロシアが住民投票を「偽造しようとしている」と批判したうえで、パスポート番号などの個人情報をロシア軍に提供しないよう呼びかけています。
クリミア半島では2014年に親ロシア派が主導する住民投票で編入が承認され、ロシアが一方的に併合しています。

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