(ブルームバーグ):米バンク・オブ・アメリカ(BofA)の欧州株式戦略責任者、セバスチャン・レードラー氏はAI関連株への投資について、投資家は今からヘッジすべきだとの見方を示した。過去200年間の主要な投資ブームはいずれも最終的に暴落に終わったと警告した。
レードラー氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「極めて大きなリスクを伴うゲームだ」と指摘。多くの投資家はAI関連の投資に乗らざるを得ないと感じているが、相場反転の兆候が表れれば極めて迅速に行動できるよう備える必要があると述べ、「投資家は神経質になっている」と語った。
レードラー氏は、ブームが持続不可能だった場合に恩恵を受ける、売り込まれた銘柄への投資を始めるよう促した。また、デリバティブ担当の同僚が挙げるヘッジ手段の1つとして、生活必需品などディフェンシブセクターを対象としたオプション戦略にも言及した。

AIは金利を含む市場全体を左右する唯一最大の要因となっている。レードラー氏によると、こうした状況は20年のキャリアでも経験したことがなく、この相関関係が暴落に一段と拍車をかける可能性がある。
レードラー氏は、歴史が示しているのは「これほど行き過ぎた状態になれば、反転した際の動きも非常に大きくなる可能性があり、手遅れになる前に逃げるのは極めて難しい」ということだと述べた。「今すぐヘッジすべきだ」と語った。
企業利益については、マクロ環境が低調な中でも高い収益性が実現していることには明確な理由があると指摘。ハイパースケーラーの設備投資によって、コストが計上される前に売上高が認識されるというタイミングのずれが生じているためだと説明した。その結果、利益率が一時的に高まる「シュガーハイ」が生じ、利益を押し上げているという。
レードラー氏はここ数年、欧州株に総じて慎重な見方を示してきた。同氏のチームは、ストックス欧州600指数が2025年10-12月期に10%超下落すると予想していたが、実際には同期間に7%超上昇した。
原題:‘Hedge Now’: BofA’s Raedler Warns of AI-Fueled Stock Risks(抜粋)
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