インフレリスクが高まる中、米企業に対する堅調な業績見通しが米国株を下支えしている。

米シティグループの指数によると、米企業の利益予想を引き上げたアナリストの数は21週連続で引き下げたアナリストの数を上回った。これは2021年9月以来の長さとなる。

米企業の前回の決算発表シーズンは特に良好だったが、次のシーズンも好調となる可能性がある。

株価上昇はここ1カ月で足踏みしているものの、S&P500種株価指数は依然として過去最高値を約1%下回る水準にある。

ステート・ストリート・グローバル・マーケッツの株式調査責任者、マリヤ・ベイトメーン氏は「株価を動かすのはマクロではなくミクロだ」と指摘。「堅調な利益予想の上方修正が引き続き投資家の株式投資意欲を高めている。これは熱狂や『現実から目を背ける』ような行動ではないと思う」と述べた。

UBSグループのグローバル・マクロ株式戦略責任者、キース・パーカー氏は、S&P500種企業の来年の利益予想が過去2カ月だけで約4%引き上げられたと指摘。「これは極めて異例で、最近の米企業の業績が複数のセクターにわたって堅調であることを示している」と述べた。

最近は株式投資家にとって、債券市場が再び主導権を握っている。利回り上昇は借り入れコストを押し上げ、将来の利益の価値を低下させるため、通常は株式への圧力となる。ただ今回は、利回り上昇とともに経済成長も力強さを増しており、株式市場が金利上昇を吸収できる可能性を示唆している。

原題:US Earnings Upgrades Are on Their Longest Run in Five Years

(抜粋)

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