(ブルームバーグ):航空機エンジンを製造する米GEエアロスペースは、鋳造品メーカーの米コンソリデーテッド・プレシジョン・プロダクツ(CPP)を、投資会社ウォーバーグ・ピンカスとバークシャー・パートナーズから117億5000万ドル(約1兆8100億円)で取得することで合意した。航空機用エンジンの重要部品である鋳造品の生産能力を大幅に拡充する。
GEエアロスペースの発表によれば、非公開企業CPPの買収資金のうち70億ドルは現金で賄い、残りは新たな債務で調達する。2027年下期に買収を完了する見込みだとしている。
今回の買収は、2024年にゼネラル・エレクトリック(GE)が3社に分割してGEエアロスペースが独立企業となって以降で最大規模となる。CPPは航空宇宙・防衛市場向けの高度な鋳造部品を専門とし、20以上の施設を保有している。
メーカーの間では特に重要部品について、サプライチェーンを幅広く自社で掌握する動きが強まっている。新型コロナ禍後に航空需要が急増する中、特に鋳造部品はここ数年、航空宇宙メーカーにとって生産上のボトルネックとなっている。
GEエアロスペースのラリー・カルプ最高経営責任者(CEO)は発表文で、ボーイングやエアバスといった企業の航空機に搭載される新型ジェットエンジンのほか、航空会社が必要とする交換部品や防衛産業向け部品の旺盛な需要に対応するため、生産能力の拡大を目指すと説明した。
GEは航空機エンジンで世界最大手。発表文によると、今回の買収価格は、想定されるシナジーを含めると、CPPの価値を2027年の予想EBITDA(利払い・税金・減価償却・償却控除前利益)の約18倍と評価したことになる。シナジー効果を除くと約26倍となる。
原題:GE to Buy Consolidated Precision Products for $11.75 Billion (3)(抜粋)
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