OpenAIのチーフサイエンティスト、ヤクブ・パチョッキ氏はAIの進化があまりにも急速で、人間が理解し制御することがますます難しくなっていると警告した。安全上の理由から、AI研究機関が自主的に開発ペースを落とすようになるとの見方も示した。

パチョッキ氏は6日の投稿で、AIモデルは比較的短期間で、コンピューターを操作し、人間や他のAIシステムと協働し、研究プロジェクトを遂行できるようになったと記した。人間の介入なしに自らを向上させる再帰的自己改善も、そう遠くないうちに可能になると同氏は述べた。

パチョッキ氏は「今は極めて慎重な対応が求められる時期だ」と指摘。「機械知能が急速に進歩し続けた場合の結果に、誰も備えができていないのではないかと懸念している」と記した。

開発者は、AIを人間の利益に沿うよう導くか、「必要に応じて今後の開発を遅らせる」ことができると同氏は記した。「共通の安全基準が確立されるまで、自主的に開発ペースを落とす動きが一般的になることを期待し、そうなるよう願っている」とした。

パチョッキ氏の発言は、AI技術企業の幹部らの間で広がる悲観論と軌を一にする。アンソロピックのダリオ・アモデイ最高経営責任者(CEO)は、AIが全てのエントリーレベル職の半数を代替する可能性があると警告した。OpenAIのサム・アルトマンCEOもかつて同様の予測を示したが、先週のブルームバーグテレビジョンとのインタビューでは、AI業界は人類にもたらし得る恩恵を十分に伝えてこなかったと語った。

原題:OpenAI Chief Scientist Urges ‘Extreme Caution’ With Pace of AI

(抜粋)

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