(ブルームバーグ):英国のヒーリー財務相は就任後初の主要な演説で、経済成長と財政規律を重視すると表明し、国際債券市場における英国の信認回復に努めたリーブス前財務相の取り組みを引き継ぐ意向を示した。
ヒーリー氏は7日、イングランド中部コベントリーの製造業施設で、財政規律は「この政府が行うあらゆる公約を支えている」と述べるとともに、経済成長を最優先課題と位置付けた。

「首相と自分は、次回予算で財政規則を順守するとの決意で完全に足並みをそろえている」と語った。
ここ数週間の世界的な債券売りで英国債利回りは数十年ぶりの水準に上昇した。米国とイランの戦争によるインフレ上昇観測や、バーナム新首相の歳出計画を巡る不透明性が借り入れコストを押し上げている。これにより英国の財政余力は一段と縮小しており、ヒーリー氏が来月明らかにする予算案では増税が打ち出されるとの観測が浮上している。
ヒーリー氏の演説は、バーナム首相本来の積極的な成長促進姿勢が厳しい現実に突き当たり、バランスを取る必要性が生じていることを浮き彫りにした。バーナム氏は抜本的な変革を公約しているが、ヒーリー氏はリーブス前財務相が守った慎重なアプローチを継続するとのメッセージを打ち出し、投資家の支持をつなぎ留めようとしている。
ヒーリー氏は、自分と首相は「不確実性に備えた余力を確保しつつ財政収支を均衡させ、インフレを抑えて借り入れを制御し、財政への長期的な圧力を軽減する」ことで一致していると語った。
増税に関する質問には回答を控えた。

原題:UK Chancellor Healey Vows Fiscal Rigor in First Big Speech (2)(抜粋)
--取材協力:Philip Aldrick、Jamie Nimmo、Alex Wickham.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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