人気キャラクター「ちいかわ」とのコラボを実施していた回転ずし大手のくら寿司が、30日までを予定していたキャンペーンを終了した。8月下旬からオリジナルグッズなどを配布していたが、従業員による景品の横領が明らかになり、5日に中止を発表した。

くら寿司の広報担当者はブルームバーグの電話取材に、メルカリのフリマアプリに景品が大量出品されているのを受けて社内調査を実施し、不正が判明したと明らかにした。現時点で、従業員による横領が確認されたのは一店舗のみだが、他店舗でも同様の不正が行われていないか調査を進めているという。

Photographer: Shoko Takayasu/Bloomberg

同社は2023年以降、「ちいかわ」とのコラボを毎年実施。24年3月に実施した企画では、既存店売上高が前年の同月と比べ23%増加するなど、売り上げに貢献してきた。当初はコラボキャンペーンを8月21日から9月30日まで予定していたが、今月6日から中止した。

株価はコラボ中止の発表を受け、7日午前の取引で一時3.7%安の1675円を付けた。

人気アニメキャラなどとの景品コラボを巡っては、売り上げへの貢献が期待される一方、転売を目的とする商品の買い占めや大量購入に伴う食品ロスなどの問題も発生。25年の「ポケモンカード」高額転売や食品廃棄問題を受けて、日本マクドナルドも今年5月、ハッピーセットの販売で「ちいかわ」とコラボした際、メルカリなどと転売対策を講じた。

くら寿司の広報担当者は、コラボの実施から反響があったとしつつ、不正の発覚を受け、体制の見直しや景品の回収を進めているという。

同社は今回、コラボの早期終了へのおわびとして、7日までの2日間、全品を10%引きで提供するとした。

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