ドイツ東部ザクセン・アンハルト州の州議会選挙が6日に投開票され、極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が、州議会選として過去最高の得票率を記録した。既成政治に対する国民の不満が強まる中で躍進し、メルツ首相にとって大きな打撃となった。

公共放送ARDが伝えた予測によると、AfDの得票率は44%。単独過半数には届かない見通しだ。長年にわたって同州の政権を担ってきたキリスト教民主同盟(CDU)は17.5%にとどまっている。

社会民主党(SPD)は9.2%、緑の党は8.9%、左派党は8.6%となっている。

出口調査結果の発表を受け、党本部で喜ぶAfDの党員や候補者ら(マクデブルク 9月6日)

CDUの党首であるメルツ首相は、選挙戦で有権者との直接的な接触を極力避けていた。だが、CDUの得票率が予想を下回る結果となったことを受け、対応を迫られることになる。

景気が低迷し、エネルギー価格が上昇する中、AfDは有権者の不満を追い風に支持を拡大。移民受け入れの停止や気候変動対策の打ち切り、ロシアとの関係修復を訴えて得票を伸ばした。

ザクセン・アンハルト州におけるAfDの幹部、ウルリヒ・ジークムント氏は州都マクデブルクの党本部で、「これは土台だ。ここザクセン・アンハルト州でドイツ初のAfD主導政権を成功させ、それをドイツ全土へと広げていくための基盤だ」と支持者に語った。

AfDのワイデル共同代表は、政権樹立に向け、CDUに不満を抱く議員ら、協力可能な相手に働きかける方針を示した。

AfDが単独過半数を確保できなければ、連立政権の樹立は行き詰まる可能性がある。

原題:German Far Right Scores Best Result Ever in State Election (3)(抜粋)

(情報を追加して更新します)

もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp

©2026 Bloomberg L.P.