「もしもの時に、頼れる親族がいない…」いま、そんな“身寄りのない高齢者”が増えています。2050年には高齢者の9人に1人が身寄りのない状態に。そうなったとき“自分の最期”を誰に支えてもらいたいですか?

身寄りのない高齢者が急増 死後の手続きも…

この日、大阪市内で葬儀が執り行われました。ただ、参列者の姿はありません。

「頼れる家族がいない」。

こうした「身寄りのない高齢者」が増えています。

この日は参列者のいない葬儀が2件ありました。

葬儀会社「大阪セレモニー」山田泰平社長
「年間で約400件、身寄りのない方のお葬式をさせていただいています」

遺体が保管されている場所に案内してもらうと…

葬儀会社「大阪セレモニー」山田社長
「こちらには、お2人入る保冷施設があります」

Q.身寄りのない方は、どれぐらいの割合でいらっしゃるのですか?

葬儀会社「大阪セレモニー」山田社長
「全員ですね、8名が身寄りのない方です」

保管された6人と、葬儀が執り行われたばかりの2人、合わせて8人全員が身寄りのない高齢者でした。

日本総研の調査によりますと、3親等内の親族がいない高齢者は、2024年時点で286万人いるとされていますが、2050年には448万人に上る見通しです。

将来、高齢者の約9人に1人が身寄りがないことになります。

葬儀代を払う親族もいないため、自身の財産が残っていない場合は原則、自治体が負担しています。

葬儀会社「大阪セレモニー」山田社長
「こういうふうに葬儀しましたと役所に提出して、それと共に請求書も提出する形になります。身寄りのない方でも、誰が面会に来るか分からなくても、綺麗に納棺して尊厳を持って見送るという取り組みはさせていただいています」

こうした中、2026年6月の国会では、身寄りのない高齢者の支援を強化するため、改正社会福祉法などが可決・成立。

改正法では、高齢者や障がい者の見守り活動を行う社会福祉協議会などが、身寄りのない高齢者の生活や、亡くなった後の手続きなどを支援するよう法律で定められました。

お金に余裕がない人に対しては、無料もしくは低い金額で支援し、厚生労働省は2028年6月までの開始を目指しています。