米オルタナティブ資産運用会社アレス・マネジメントは傘下の日本GLPを通じて、日本の物流施設開発に投資する新たな専門ファンドを立ち上げた。投資家から6120億円を調達し、同社不動産部門の機関投資家向けクローズドエンド型ファンドとしては過去最大規模となる。

アレスの8月31日の発表によれば、「ジャパン・ロジスティクス・デベロップメント・パートナーズV(JDP V)」は、JDPシリーズの5番目のファンドとなる。ファイナルクローズ(最終資金募集終了)時点の規模は、2021年の「JDP IV」を約50%上回る。クローズドエンド型ファンドは、純資産価額による換金・解約を原則として認めていない。

JDP Vは過去のファンドと同様、東京、大阪、名古屋を中心とする日本の主要大都市圏で、質の高い近代的物流施設の開発に主に投資する予定だ。アレス・リアル・エステートは6月末時点で、世界全体で約1210億ドル(約19兆3200億円)相当の資産を運用している。

日本では、企業が事業効率化のために資産を売却し、海外投資家が相次いで買収に乗り出すなど、不動産投資がかつてなく活発化している。コンサルティング会社IMARCグループによると、日本の物流市場は34年まで年平均5.38%のペースで拡大が続き、市場規模は約5785億ドルに達すると見込まれる。

アレスによれば、JDP Vにはカナダ年金制度投資委員会(CPPIB)が1500億円の出資を確約したほか、北米、アジア太平洋、欧州、中東の政府系ファンド、保険会社、金融機関、他の機関投資家も出資する。

原題:Ares Raises $3.8 Billion for Japan-Focused Logistics Fund(抜粋)

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