大規模な土石流が襲ったネパールと中国で、死者は合わせて800人を超えました。いまだ3000人以上が行方不明で、ネパール当局は外国人観光客らの捜索についても強化しています。

被災地では、きょうも土砂に覆われた住宅地に重機が入り、泥の撤去や捜索が行われています。

ネパールと中国での土石流による死者は800人を超えました。

ネパールでは、これまでにおよそ9400人が救助され、28日には倒壊した建物に閉じ込められた6歳の少女が助け出されました。泣き声を聞いた救助隊員が、がれきや土砂を取り除き、少女を抱えあげました。

現地メディアは奇跡の救出だと報じていて、衰弱していた少女の容体は回復に向かっているということです。

ただ、行方不明者はネパールと中国で3000人を超えていて、連絡が取れなくなっている日本人5人の安否も分かっていません。

ネパール当局はきのう、現地の旅行会社との会合で、外国人観光客らの捜索を強化するため、緊密に情報を共有することで一致しました。

一方、ロイター通信によりますと、国境の上流部からおよそ200キロ下ったチトワン郡では、多数の遺体が漂着していて、おとといから身元が分からない遺体の集団埋葬が始まったということです。

一部の地域では、川の水位が高い状態だということで、現地では警戒が続いています。