農林水産省が9月中に実施する方向で調整している政府備蓄米の買い戻しについて、鈴木農水大臣は「価格動向への影響がないように留意しながら行う」と述べました。

政府備蓄米をめぐっては、コメ価格が高騰した去年、大量に放出された結果、現在およそ32万トンと、本来の100万トン程度という水準を大幅に下回っています。

農水省は9月中に15万トン程度の政府備蓄米を買い戻す方向で調整していますが、コメ価格への影響について鈴木農水大臣は次のように述べました。

鈴木憲和 農水大臣
「買い戻しの実施にあたりましては、市場における価格動向への影響がないように留意をしながら、供給不足が生じる見込みが低い環境下で行うこととしております」

鈴木大臣はこのように述べたうえで、今月31日に公表される今年の夏から秋にかけてとれるコメの作柄や、来月2日に開かれる有識者会議の議論も踏まえて、買い戻しの時期や量を判断するとの考えを示しました。

備蓄米の買い戻しをめぐっては、価格の下支えにつながることから、生産者などから要望が強まる一方、小売価格の上昇につながるおそれもあり、その影響が注目されています。