(ブルームバーグ):米金融持ち株会社ビクトリー・キャピタル・ホールディングスは、米投資会社ファースト・イーグル・インベストメンツを買収することで合意した。統合後の運用資産は約5710億ドル(約91兆200億円)に拡大する。
テキサス州サンアントニオに本社を置くビクトリーが26日発表した文書によると、同社はファースト・イーグルの買収に約70億ドルを支払う。このうち40億ドルは現金、20億ドルは新規発行の株式となる。2032年に償還期限を迎えるファースト・イーグルの担保付優先債5億7500万ドルの継承も、条件に含まれる。
資産運用業界ではこうした再編が相次いでいる。運用各社は手数料への下押し圧力に対処しようと、商品ラインアップを広げるとともに、規模拡大を急いでいる。約2290億ドルを運用するファースト・イーグルが加わることで、ビクトリーのマルチアセット商品に大規模なローン担保証券(CLO)およびオルタナティブクレジットが加わる。
ビクトリーのデービッド・ブラウン会長兼最高経営責任者(CEO)は、顧客が「より幅広い運用能力と充実したリソースを利用できるようになり、株主は統合会社の規模拡大と収益力向上の恩恵を受ける」と発表資料で述べた。
ビクトリーは5カ月前、英資産運用会社ジャナス・ヘンダーソン・グループに提示した約90億ドルの買収案を撤回し、ジャナスを巡る短期間の激しい買収合戦に終止符が打たれた。ビクトリーはジャナスが同社の提案に応じず、代わりにトライアン・ファンド・マネジメントとジェネラル・カタリストが提示した劣後する買収案を選択したとして、ジャナスを批判していた。ジャナスの資産の過半を監督する投資チームは、ビクトリーからの買収案に反対を表明していた。
原題:Victory Capital Agrees to Buy First Eagle in $7 Billion Deal (1)(抜粋)
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