(ブルームバーグ):イランのペゼシュキアン大統領は、米国との戦争終結を訴えた。戦闘継続を主張する強硬派に改めて異議を唱えた格好だ。
「われわれに力と尊厳があり、世界全体がわれわれの勝利を認めている今こそ、戦争を終わらせる方がよい」との同氏発言をイラン学生通信(ISNA)が伝えた。

ペゼシュキアン氏は選挙によって選ばれたイラン最高位の指導者だが、権限は主に国内の経済政策に限られている。
21日の北海ブレント原油は、ペゼシュキアン氏の発言を受けて日中高値から一時下落したが、その後は持ち直し1バレル=94ドル前後で取引されている。
ペゼシュキアン氏とアラグチ外相、交渉責任者を務めるイラン議会のガリバフ議長は、現在では事実上の崩壊に追い込まれた6月の停戦合意締結以降、外交を通じた戦争終結と経済再建を優先するよう訴えてきた。
だが、米イランの紛争が早期に決着する兆しは見えない。ベッセント米財務長官は、イランとその貿易相手国を経済的に孤立させる計画を24日に発表する見通しだ。
対立の長期化でイランのインフレは悪化し、通貨リアルは対ドルで過去最安値を更新している。
一方、強大な権限を持つイラン軍指導部の一部などからは、イラン側が優勢であり、戦闘を続けるべきだとの主張も出ている。
イランの革命防衛隊(IRGC)は「攻撃的ドクトリン」に転換しており、「敵の領土内」での作戦実行も視野に軍再編を行ったと、幹部が先週明らかにした。
原題:Iranian President Calls for End to US War While Tehran Is Ahead(抜粋)
--取材協力:Charles Gorrivan、Golnar Motevalli.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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