(ブルームバーグ):トランプ米大統領は、米国が輸入する一部の牛ひき肉について関税を軽減すると表明した。11月の中間選挙を前に、重要な懸案となっている米消費者の負担を和らげるため、価格引き下げを狙う。
トランプ氏は21日、ソーシャルメディアへの投稿で「本日、働く米国の家庭のために牛ひき肉の価格を大幅に引き下げる合意をまとめた」と述べた。同氏は「今後90日間、米国は牛ひき肉用の製品を最大30万トン、関税割当枠を超えた場合に課される関税なしで輸入することを認める。この牛肉を、現在の市場価格より25%安く販売するとの確約を得ている」と説明した。
トランプ氏は輸入元を含め、合意の詳細をそれ以上明らかにしなかった。ホワイトハウスは、コメント要請に今のところ回答していない。
中間選挙では、有権者が経済をどう評価するかが大きな争点となる可能性が高い。食料品、医療、光熱費、住宅のコスト上昇が特に注目されている。牛肉、卵、ガソリンといった生活必需品の価格は、消費者がインフレをどう感じるかに特に大きな影響を与える。
米労働統計局(BLS)の19日の発表によると、7月の牛ひき肉の平均小売価格は前月から横ばいで、小売業者や消費者が一段の値上げをこらえていることが示された。1ポンド(約450グラム)当たりの平均価格は7.116ドル(約1130円)。過去最高値になお近いものの、2025年7月からの上昇率は9.4%と、17カ月ぶりの小幅な伸びだった。
トランプ氏はこれまでも、米国の牛肉市場の供給問題を緩和して価格を引き下げるための措置を講じてきた。アルゼンチンなどから牛肉の輸入を増やしたほか、メキシコからの生体牛の輸入再開も検討している。
トランプ氏の経済運営やイラン戦争への対応、ガソリン価格の急騰などに有権者が不満を募らせる中、世論調査によると、議会の支配権維持を目指す共和党は厳しい戦いを強いられている。
原題:Trump to Allow Tariff Relief for Certain Ground Beef Imports (1)(抜粋)
--取材協力:Ilena Peng.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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