トランプ米大統領は、韓国との合同軍事演習を「大幅に縮小」するよう国防総省に指示したと明らかにした。長年の同盟国である韓国が、米国による対イラン戦争への支援を拡大しなかったことへの不満が方針転換の背景にあることも示唆した。

トランプ氏は16日のSNSへの投稿で、軍事演習には多額の費用がかかり、北朝鮮に「不適切なシグナル」を送ることになると指摘。北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記との「非常に良好な関係」に言及した。

韓国政府当局者が先週明らかにしたところによると、北朝鮮による新たな脅威への対応を目的に、韓国軍約1万8000人が参加する10日間の合同演習が17日に始まる予定だ。

トランプ氏は、目前に迫った演習を中止するには遅すぎるものの、規模は縮小すると述べた。韓国国防省はブルームバーグに対する声明で、合同演習はこれまでの発表通り実施されるとした。

韓国は他の多くの米同盟国と同様、2月28日に始まった米国とイスラエルによる対イラン戦争への関与を見送っている。トランプ氏はこれまでにも、欧州の同盟国が米軍による攻撃に自国の飛行場を使用することを認めなかったとして、不満を表明している。

トランプ氏はまた、軍事演習の縮小との関連を示唆する形で、最近、韓国大統領に対し、イランの「非核化」に米国と共に参加する意向があるか尋ねたものの、韓国側が断ったと明らかにした。

トランプ氏は16日、ヘグセス国防長官に対し、韓国との合同軍事演習を「大幅に縮小」するよう指示したと述べた。

米韓は数十年にわたり合同軍事演習を実施してきたが、トランプ氏が金氏と直接交渉した第1次政権時には規模が縮小された。

イラン戦争を受けて原油とガスの価格は急騰し、中間選挙を控えるトランプ氏の共和党には圧力がかかっている。米国は、数カ月にわたって協議が停滞する中、イランに降伏を迫るため、同国に対する経済措置を準備しているとしている。

トランプ氏の発表に先立ち、韓国側は、戦略的投資プロジェクトを巡る米韓協議が継続していると発表していた。

原題:Trump Says He’s Curtailing Military Drills With South Korea (2)(抜粋)

(第4段落に韓国国防省の声明を追加して更新します)

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