コード生成などを自動で実行する自律型AIエージェントの開発を手掛ける米コグニションAIは、新たな資金調達ラウンドに向け投資家と初期段階の交渉を行っている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

非公開情報を理由に関係者が匿名で語ったところでは、今回の資金調達ラウンドを通じて、同社の企業価値は従来を50%余り上回る400億ドル(約6兆3800億円)以上と評価される可能性がある。企業価値を260億ドルと評価する資金ラウンドで10億ドルを調達して3カ月もたたないが、潜在的な投資家が関心を示しているという。

コグニションAIは、コードの作成からテスト、実行までプログラム開発の工程を自動化するAIツール「Devin」を今年リリースした。コード作成のAIエージェントは、業界で最も注目を集める分野の一つであり、投資家らは主要プレーヤーへの出資に動いている。

関係者によれば、同社の実績に基づく年間予想売上高は10億ドルに近づき、前回の資金調達時からほぼ倍増した。

関係者の1人によると、コグニションAIは今回のラウンドで10億ドル余りを調達すると見込まれる。資金調達を見送るか、異なる条件での調達を目指す可能性もあるという。同社の担当者はコメントを控えた。

2023年に設立された同社は、米ゼネラル・カタリストやピーター・ティール氏のファウンダーズ・ファンドなど、トップクラスのベンチャーキャピタル(VC)から支援を受けている。

コーディングは、AI分野で恐らく最も注目を集める領域となっており、アンソロピックとOpenAI、スペースXも独自のエンジニアリング製品に力を注いでいる。スペースXは今年6月、AIコーディングのスタートアップ、カーソル(Cursor、正式名称はAnysphere)買収で合意したと発表。買収手続きは早ければ今週にも完了する見通しだ。

原題:AI Startup Cognition in New Funding Talks at $40 Billion Value(抜粋)

(有力VCの支援に関する情報などを追加して更新します)

--取材協力:Natasha Mascarenhas.

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