ドイツ西部の主要軍事基地の上空で6日遅く、2機のドローン(無人機)が飛行しているのが目撃された。この前には東部の主要貨物拠点で爆発物を積んだドローンが発見された。

ドイツ連邦軍の作戦司令部の報道官が8日、電子メールで明らかにしたところによると、ベルギー国境に近いメヒェルニヒ陸軍基地で現地時間6日午後10時(日本時間7日午前5時)ごろ、ドローンが目撃され、近くの町オイスキルヒェンの警察が捜査している。

公共放送ターゲスシャウは7日、警備担当者が6日午後10時から7日午前5時までの間に、同基地付近で6機のドローンを確認したと報じた。

ターゲスシャウによると、厳重な警備下にあるメヒェルニヒの地下兵器庫は、ドイツの兵站(へいたん)の要で、米国の地対空ミサイルシステム「パトリオット」の修理・整備も担う。地下130メートルに位置し、面積は3万平方メートルに及ぶ。こうした施設は欧州で唯一とみられるという。

ターゲスシャウによると、機密性の高い軍事装備や区域を無許可で撮影するためにドローンが使われた可能性を、当局が捜査している。

ロシアのウクライナ侵攻から4年以上が経過し、5日にライプチヒ・ハレ空港で爆発物を積んだドローンが発見されたことで、欧州が標的になることへの警戒が高まっている。同空港はウクライナ向け軍事装備の輸送に利用されており、過去にもスパイ活動や破壊工作の標的となってきた。

米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は8日、匿名の米当局者の話として、このドローンはロシア政府のものだった可能性が高いと報じた。

これとは別に、ドイツ政府は先週、貨物機が飛行中に小型の物体と衝突し、ハノーバーの空港への着陸を余儀なくされたと明らかにしていた。

ドブリント内相は5日、記者団に対し、「爆発物を搭載したドローンが空港敷地内にあることは、新たな脅威だ」と述べた。

原題:Drones Sighted Over German Military Base After Airport Incident(抜粋)

もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp

©2026 Bloomberg L.P.