レバレッジ型上場投資信託(ETF)の急拡大を背景に、テック株の急激な値動きから利益を得る新たな機会が生まれている。

値動きの激しい一部の銘柄やセクターに連動するこうしたファンドは、日々のリバランスによって相場の上昇と下落を増幅しており、最近では韓国の個人投資家にも影響が及んだ。取引時間中の値動きも大きくなり、トレーダーが収益機会を見いだせる局面が生じている。その手法の1つが日中モメンタム戦略だ。銀行は以前から、短期的なトレンドをシステマチックに捉えるクオンツ投資戦略(QIS)を提供してきた。

ロンバー・オディエ・インベストメント・マネージャーズのマクロ部門責任者フロリアン・イエルポ氏は、日中モメンタム戦略について「上昇、下落を問わず、一方向に大きく動く日には利益を上げるが、値動きの乏しい日には通常損失が出る」と指摘。「7月はテック株の値動きが激しく、相場が下落した月だった。まさにこの取引戦略が真価を発揮する環境だ」と述べた。

プレミアラボの共同創業者、ピエール・トレクール最高執行責任者(COO)によると、日中戦略で最も活況なのは半導体セクターだ。4-6月(第2四半期)のリターンはプラス約8.1%で、リスク調整後リターンを示すシャープレシオは2.5だった。これに対し、より広範な米国株指数のリターンは0.4%、シャープレシオは0.8だった。

トレクール氏は「この日中モメンタム手法を半導体に特化して運用する戦略は、近年大きく成長している」と述べた。同氏によると、この分野で実際に運用されている戦略は2024年の開始以降、3倍超に増えた。一方、米テック業界全般を対象とする戦略は21年末以降、約80%増加した。

基本的な日中モメンタム戦略では、厳格なルールに従って上昇局面で買い、下落局面で売り、相場が同じ方向に動き続けることに賭ける。JPモルガン・チェースのストラテジスト、ヤンヤン・ホウ氏によると、値動きの激しい日にボラティリティーの高い銘柄を対象とした場合に最も高い効果を発揮する。同氏のチームは、5分間隔の株価を使ってこうした取引を分析した論文をまとめた。前日終値を1%上回ると買い、これを下回ると売り、取引終了時にポジションを解消する手法を検証した。

ヤンヤン氏は電子メールで、過去2カ月のリターンは「目覚ましい」ものだったと説明。「テクノロジー革命によって企業業績を巡る前例のない不確実性が生じ、個別株のボラティリティーが過去最高となった1998-99年を想起させるパターンだ」と付け加えた。

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レバレッジ型ファンドが特に多く連動する一部銘柄で7月にポジションの巻き戻しが起きたことで、運用資産総額は過去最高から減少した。このため当面は、リバランスに伴う特に大きな値動きの一部が和らぐとみられる。韓国では当局が需要を抑える措置を講じた後、ETFの取引が急減した。

JPモルガンのストラテジストによると、米国のレバレッジETFはファンドのレバレッジ縮小に伴い、6月初めから7月29日までの日々のリバランスを通じ、株式エクスポージャーを差し引き約1500億ドル(約24兆円)売却した。運用資産総額は6月のピークから約700億ドル減少した。

ソシエテ・ジェネラルのデリバティブ・ストラテジスト、ジテシュ・クマール氏は「こうしたレバレッジETFの存在感が高まったことで、日中トレンド戦略への関心が高まり、ソシエテ・ジェネラルのこうした戦略の多くは22年以来で最高のパフォーマンスを上げている」と指摘。「一部のETFは最近下落したものの、日中トレンドへの関心は続くだろう」と述べた。

一部の原資産を対象とする日中モメンタム戦略は、8月初めに上昇方向へのエクスポージャーを求める需要が再び高まったことで、新たな追い風を受ける可能性がある。コール買いが殺到する中、S&P500種株価指数とナスダック100指数のボラティリティー・スキューは数年来の低水準に低下した。

イエルポ氏はレバレッジETFについて「数週間にわたるリスク削減を経てポジションがかなり整理された今、投資家はレバレッジ商品を通じてこのテーマに戻っている」と指摘。「そして、こうした商品自体が相場を動かす仕組みの一部となっている。取引終了時のリバランスは、その日の相場と同じ方向への動きを促す資金フローとなり、日中のトレンドを弱めるのではなく持続させる。まさにこの戦略が捉える動きだ」と述べた。

原題:Leveraged ETF Boom Amps Up Wall Street Intraday Momentum Plays(抜粋)

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