イスラエルのネタニヤフ首相は、米国が支援する仲介者がまとめたイスラム組織ハマスの武装解除案を拒否した。イスラエルが段階的なガザ撤退で応じるとの提案に懸念を示し、強硬姿勢を一段と鮮明にした。

公式翻訳によると、ネタニヤフ氏は9日の閣議で「イスラエルは15項目の文書を受け入れない」と表明した。ヘブライ語では「拒否する」または「排除する」とも解釈できる動詞を使った。

「ハマスが真の意味で武装解除するまでイスラエル国防軍(IDF)は一切撤退せず、われわれの部隊と市民への脅威を引き続き阻止する」とネタニヤフ首相は語った。

同首相が言及したのは、トランプ米大統領の戦後ガザ構想を実施するため設置された国際組織「平和評議会」が7月30日に公表した「ロードマップ」。トランプ氏はこれを「歴史的合意」、「大きな節目」と自賛している。

イスラエル軍の空爆で破壊されたガザシティーの建物

ハマスは条件付きでロードマップに同意し、重火器を新たなガザ統治機構に引き渡す方針を明らかにした一方、イスラエル軍の撤退とパレスチナ国家樹立を条件とした。ロードマップでは、個々のパレスチナ人による小火器の保有が新統治機構の下で認められる。

トランプ氏の当初案は、ガザ地区の完全非武装化とポスト・ハマス体制の安定化を経た最終段階として、イスラエル軍の全面撤退と将来的な国家樹立の協議を想定していた。

原題:Netanyahu Rejects Hamas Disarmament Proposal Touted by Trump (2)(抜粋)

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