(ブルームバーグ):米保険・投資会社バークシャー・ハサウェイは4-6月(第2四半期)に約45億ドル(約7100億円)を投じて自社株を買い戻した。株主への四半期ベースの還元額としては2021年以来の高水準となった。
同社の8日発表によると、営業利益は前年同期比16%増加した。製造・サービス・小売事業の利益拡大が寄与した。
4-6月期末の現金および現金同等物は3655億ドルと、前四半期から減少した。同期間の株式の純購入額が約200億ドルに達し、グレッグ・アベル最高経営責任者(CEO)が手元資金の運用を積極化していることを示した。
バークシャーのトップに就任して1年目の折り返しを迎えたアベル氏は、そのリーダーシップについて株主から高い評価を受けている。
それでも、バークシャーのB株は7日時点で年初来3.8%の上昇にとどまり、ウォーレン・バフェット会長がたびたび比較対象として挙げてきたS&P500種株価指数の約13%上昇を下回っている。
バークシャーの決算は例年、市場の注目を集める。保険や鉄道、エネルギー、製造業など幅広い事業を手掛けており、その業績は米経済の健全性を映す指標と受け止められている。
バークシャーは1-3月(第1四半期)に、約1年ぶりに自社株買いを開始した。アベル氏は今年、その理由について、バークシャー株の「本源的価値」が市場価格を上回ると経営陣が判断したためと説明していた。
市場の高いバリュエーションにたびたび不満を示していたバフェット氏の下では大型買収は比較的低調だったが、後任のアベル氏は数十億ドル規模の案件を相次いで成立させた。
アベル氏は割安株投資の一環として住宅建設会社テイラー・モリソン・ホームを68億ドルで買収したほか、アルファベットのAI関連投資を支援するため、100億ドルを投じた。バークシャーにとってAI関連投資は新たな分野となる。
この取引により、アルファベットは4-6月期末時点で、シェブロンを抜いて、バークシャーの保有株上位5銘柄に入った。
原題:Berkshire Hathaway Buys Back $4.5 Billion of Its Own Shares (1)(抜粋)
もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
©2026 Bloomberg L.P.