(ブルームバーグ):OpenAIの元研究者レオポルド・アッシェンブレナー氏は、自ら創業したヘッジファンド運営会社シチュエーショナル・アウェアネスが危機を脱した後、投資活動を再開した。米ベンチャーキャピタル(VC)、セコイア・キャピタルが支援する非公開企業に4億ドル(約633億円)を投じたことが分かった。
セコイアのパートナー、アルフレッド・リン氏は6日、ブルームバーグTVとのインタビューで、「シチュエーショナル・アウェアネスに関して言えば、われわれが投資する企業に彼が4億ドル送金したところだ」と語った。投資先の企業名は明らかにしていない。
巨額の設備投資の持続可能性が不安視され、AI関連株が売り込まれる中で、シチュエーショナルは先週、貸し手からのマージンコール(追加の担保・証拠金請求)に直面し、上場株式ポジションの大部分を同業のシタデルが買い取ることで急場をしのいだ。
事情に詳しい関係者によれば、シタデルの支援により資産を投げ売りせずマージンコールへの対応が可能になり、2021年に米資産運用会社アルケゴス・キャピタル・マネジメントが破綻したような事態は回避された。
アッシェンブレナー氏は当初、現金調達のため非公開企業の持ち分を一部売却しようと試みた。関係者によると、VCのセコイアやグリーノークスに一部ポジションの引き受けを打診したという。
セコイアのパートナー、パット・グレイディ氏は、シタデルの創業者ケネス・グリフィン最高経営責任者(CEO)について、「その時、ケン・グリフィンがレオポルド(アッシェンブレナー氏)にとってより良い解決策を携えて現れ、彼はそのより良い解決策を選んだ」とブルームバーグTVとのインタビューで述べた。
ブルームバーグが先に伝えたところでは、アッシェンブレナー氏は4日、シチュエーショナルが先月1億ドルを投資した非公開企業に4億ドルの送金を完了した。

原題:Aschenbrenner’s $400 Million Bet Went to Sequoia-Backed Company(抜粋)
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