サッポロビールは7日、株主還元を強化する方針を発表した。2030年までに1700億円程度の自己株取得を計画するほか、累進配当を導入する。

新経営計画の最終年度である30年の株主資本配当率(DOE)目標を従来の4%以上から5%以上に引き上げる。30年までの配当総額は800億円程度で、株主優待制度も拡充する。

資本市場と対話を重ねる中で、株主への適切な利益還元を経営上の重要施策へ位置づけ、積極的に取り組みを進めているとした。

サッポロは昨年12月、恵比寿ガーデンプレイスなどを保有する不動産子会社を投資ファンドの米KKRとアジア系PAGの陣営に、借入金も含めて4770億円で売却することを決定した。同社は7月、不動産事業売却から得られた資金の一部でデンマークのビール大手、カールスバーグへ約1029億円を出資すると発表した。

同社の株価は発表を受けて、一時前日比7.8%高まで上げ幅を拡大。同2.9%高の1982.5円で午前の取引を終了した。

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