(ブルームバーグ):韓国の半導体大手SKハイニックスの株価が6日、約1週間で2度目となる一時的な急落に見舞われた。韓国の代替株式取引所における価格変動を巡る懸念が改めて浮上した。
昨年開設され、通常取引時間の前後の売買も扱う新たな取引所ネクストレードによると、現地時間午前8時、SKハイニックス株11株が1株116万8000ウォンで約定し、値幅制限いっぱいとなる30%安を付けた。その後、50分間のプレマーケット取引の終了時点では下落率は約2%まで縮小した。
韓国の主要取引所である韓国取引所では6日午前の通常取引で、SKハイニックス株は一時9.8%下落した。前日の米国株下落を受けた半導体株全般の軟調な値動きに追随した。
ネクストレードでの乱高下は、先週7月28日の同社株の値動きと酷似していた。この時もプレマーケット取引で30%急落した後、下げ幅を縮小した。この異常な値動きにより、暗号資産(仮想通貨)取引所で取引されるSKハイニックス連動デリバティブの買い持ちポジション約6000万ドル(約95億円)相当が、2分以内に強制決済された。
ネクストレードは、取引時間の延長や低い手数料を武器に、昨年の開設以降、韓国市場でシェアを急速に拡大している。一方で、SKハイニックス株のフラッシュクラッシュ(瞬間的な急落)のような異例の事態を受け、こうした取引が適正な価格形成を損なうとの懸念から、代替取引所に対する監視の目は強まっている。
ネクストレードによると、多くの証券取引所が複数の価格情報を利用するのに対し、同社は単一の価格情報のみを利用している。ただ、この方式は世界の代替取引所の大半でも採用されているという。
ネクストレードはブルームバーグ・ニュースの質問に対し、「始値や終値の決定といった価格形成機能が最も重要となる主要取引所とは異なり、代替株式取引所では売買執行をより重視している」と説明。「そのため、世界の主要な代替取引システムと同様、ネクストレードはザラ場方式による取引で市場を開始し、運営している」と付け加えた。
広報担当者によると、ネクストレードは9月14日から静的ボラティリティー中断メカニズムを導入する予定で、今回のような事案の再発防止を目指す。前日終値に対して10%以上高い、または低い注文が入った場合、この仕組みが発動し、最も多くの売買が成立する価格を決めるための2分間の板寄せを実施するという。
原題:SK Hynix Hit by Pre-Market Flash Crash on Nextrade Bourse Again(抜粋)
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