(ブルームバーグ):米アマゾン・ドット・コムは、米最大の原子力発電事業者コンステレーション・エナジーから690メガワットの電力を購入することで合意した。コンステレーションがメリーランド州の原子炉の発電能力を増強するのを後押しする。
コンステレーションの9月30日の発表資料によると、電力購入は20年間の契約。同州唯一のカルバート・クリフス原子力発電所の設備改良によって新たに確保する190メガワットを含む。両社は価格の詳細を明らかにしていないが、今回の契約により、メリーランド州のエネルギーインフラに30億ドル(約4700億円)を超える投資が行われるとしている。
AIブームを背景に、原子力発電への関心が再び高まっている。データセンターが膨大な電力を必要とする中で、原子力発電は二酸化炭素(CO2)を排出せず、24時間電力を供給できるためだ。
同原発にある2基の原子炉の発電能力は現在、約1790メガワットとなっている。
発表資料によると、今回の契約は、米最大の送電網運営会社PJMインターコネクションが管轄する13州の地域でアマゾンの事業を支える。一方、大量の電力を消費するデータセンターを巡っては、反発が強まり、発電能力の増強費を誰が負担するかといった懸念も高まっている。
コンステレーションは昨年、イリノイ州の原発からメタ・プラットフォームズに電力を供給する同様の契約を発表した。また、アルファベットは先週、サザンが運営する2カ所の原発の発電能力増強に資金を提供することで合意した。
コンステレーション株はニューヨーク市場の時間外取引で一時5.5%上昇した。一方、アマゾン株は横ばいだった。
原題:Amazon Nuke Deal to Help Expand Constellation Maryland Site (1)(抜粋)
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