中国のムーンショットAI(月之暗面)は、エヌビディア製半導体を約2万基利用できる契約をアリババグループと結んでいる。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。中国のAI開発が依然として米国製半導体に依存している実態を浮き彫りにするものだ。

これらの半導体は、ムーンショットがAIモデル「Kimi」向けに利用する計算資源全体の相当部分を占めるという。非公開契約であることを理由に、関係者は匿名を条件に語った。

ムーンショットは今月に入り、オープンソースのAIモデル「Kimi K3」を発表し、世界的な注目を集めた。同モデルは、一部の評価指標でOpenAIやアンソロピックの最先端モデルにほぼ匹敵する性能を示している。

ムーンショットとエヌビディアはコメントを差し控えた。

アリババはムーンショットの主要な出資者の一社であり、出資先企業にはアリババクラウドの利用を求めていると関係者は述べた。ただ、両社は競合関係にもある。Kimiは主要な性能指標でアリババのAIモデル「Qwen」を上回っている。

同様の学習資源を利用できるにもかかわらず、KimiがQwenを上回る結果となっていることに、アリババ社内の一部では落胆が広がっているという。

原題:Moonshot’s Kimi Built on 20,000 Nvidia Chip Cluster From Alibaba(抜粋)

--取材協力:Luz Ding.

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