(ブルームバーグ):イランとオマーンの交渉担当者は、ホルムズ海峡の航行再開に向けた合意を目指し、協議を重ねている。事情に詳しい関係者が明らかにした。
匿名を条件に語った同関係者によると、ホルムズ海峡に面するイランとオマーンは、週末にテヘランで当局者協議を行った後も交渉を続けている。交渉がまとまれば、イランと米国は戦争終結に向けた協議を再開する道が開けると、関係者は話した。
関係者2人によれば、協議では海峡中央部の航路を再開する案が浮上している。この航路は2月下旬に紛争が始まって以降、ほとんど利用されていない。船舶はイラン沿岸寄りの北側航路か、オマーンのムサンダム半島寄りの南側航路を利用している。
オマーン側の交渉担当者は、数日以内に交渉の進展を示す発表ができるとの期待を示しているという。ただ、合意が実現する保証はないと関係者は付け加えた。

トランプ米大統領は27日、対イラン攻撃を一時停止したのは新たな交渉の機会を設けるためだと、ニュースサイトのアクシオスのインタビューで述べた。ただ、その交渉がホルムズ海峡に関するものかどうかは明らかにしなかった。
アクシオスによると、協議はイランとオマーンを軸に進められており、カタール、パキスタン、エジプトに加え、トランプ氏の特使スティーブ・ウィトコフ氏とジャレッド・クシュナー氏も関与している。
中央航路にはイランが敷設した機雷が残っている恐れがあり、船舶が通常航行できるようになる前に除去する必要があると、関係者はみている。英国やフランスなど欧州各国は、安全が確保されれば機雷除去作業を主導する構えだ。
ヘグセス米国防長官は、ホルムズ海峡の安全確保を巡る各国会合を早期に開催するよう、英国のストリーティング国防相に働き掛けている。
オマーン外務省はコメント要請に現時点で応じていない。
原題:Iran-Oman Talks Focused on Restarting Hormuz Shipping Traffic(抜粋)
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