(ブルームバーグ):円の対ドル相場が1ドル=163円を超える水準まで下落したことで、日銀が来週の金融政策決定会合で「一段とタカ派色を強める」リスクが高まっていると、フランスの金融機関ナティクシスは指摘した。
ナティクシスのアジア太平洋地域(APAC)ストラテジスト、ホン・ダヨン氏は24日のリポートで、「ドル・円相場が現在163円台後半で推移していることから、日銀が31日の金融政策決定会合で一段とタカ派色を強める可能性がある」と分析した。
「今回の会合後に目を向けると、市場は利上げペースの加速を織り込む可能性がある」とし、「市場が織り込む政策金利の最終到達点(ターミナルレート)は最終的に2.00%に達し得る」との見方を示した。
政府・日銀による円買い介入や、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)などに国内資産への配分拡大を促す取り組みなど、円相場を支える複数の対策が講じられてきたものの、その効果はいずれも長続きしていないとナティクシスは指摘した。
「日銀が利上げペースを加速させない限り、円安トレンドが反転する可能性は低い」とホン氏は続けた。同氏は当面の投資戦術として、円安を見込む円スワップ取引を推奨している。
原題:Natixis Recommends Tactical Bet on Faster Bank of Japan Hikes(抜粋)
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