(ブルームバーグ):片山さつき財務相は23日、円相場について「必要があれば果断に行動する」と述べた。「私たちの姿勢は全く変わっていない」 と強調。水準についてはコメントを控えるとした。省内で記者団の質問に答えた。
23日の外国為替市場で円は対ドルで163円台前半と約40年ぶりの安値水準で推移している。中東情勢の緊迫化を背景とした原油高や米国の長期金利上昇が重しとなる中、日本銀行の追加利上げ観測が下支えしている。
政府・日本銀行は5月27日までの1カ月間に計11兆円を超える過去最大規模の為替介入を実施した。ただ、日本の財政拡張への懸念や米国の利上げ観測、中東情勢の悪化などから円安の流れは変わらず、市場では追加介入の有無を巡る思惑が交錯している。
片山財務相は先月末、介入前に当局が発する警告としては最も強いレベルの「断固たる措置」との表現で市場をけん制したが、今月は主に「必要に応じていつでも適切に対応する」という表現にとどめている。22日は「必要があればいつでも適切に断固たる対応を取る」と語ったが、市場は反応薄だった。
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