オーストラリアの銀行大手マッコーリー・グループは、シェマラ・ウィクラマナヤケ最高経営責任者(CEO)の後任としてグレッグ・ワード氏を新CEOに指名した。ウィクラマナヤケ氏は、同行を8年間率いた後、今年11月に退任する。

今回の人事は23日に行われる年次株主総会に先立って発表された。現在、銀行・金融サービス部門を率いるワード氏の昇格は、社内昇進を重視する同行の姿勢を示している。

ウィクラマナヤケ氏の後継者と広く目されてきたワード氏は、1996年に入社した生え抜きだ。グローバル最高財務責任者(CFO)を14年間務めた後、副マネジングディレクターに就任した。住宅ローン事業で市場シェアを拡大したリテール銀行部門の急成長を指揮した後、CEOに就任する。

グレッグ・ワード氏

アトラス・ファンズ・マネジメントの最高投資責任者(CIO)、ヒュー・ダイブ氏は、新CEOについて前任者たちと同様に「控えめな目標を掲げ、それを上回る成果を出すという姿勢を取るだろう」と述べた。その上で、「彼は比較的冷静で堅実な人物であり、それは長年にわたりマッコーリーの経営陣に共通して見られてきた特徴だ」と語った。

今回の人事により、マッコーリーへの注目は一段と高まる。モーニングスターのアナリスト、ネイサン・ザイア氏は、マッコーリーについて「見通しや市場環境に応じて戦略を変える企業だ。再生可能エネルギーやデータセンターへの投資は、先見性と、それを後押しするリーダーシップが必要な分野だ」と指摘。一方で「資本配分やこうした機会の追求で同氏が同様の成果を上げられるかどうかはリスク要因だ」と述べた。

原題:Macquarie Appoints Ward Next CEO as Wikramanayake Steps Down (2)(抜粋)

--取材協力:Carmeli Argana.

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