(ブルームバーグ):22日のニューヨーク株式市場で、米たばこ大手のフィリップ・モリス・インターナショナル(PMI)の株価が急伸。無煙製品への需要拡大を報告したことを受けて、上場来最高値を付けた。同社は一方で、為替変動による悪影響などを理由に通期利益見通しを引き下げた。
同社発表によると、無煙製品の出荷数量は4-6月(第2四半期)に、前年同期比で7.5%増加した。主に加熱式たばこ「IQOS」が牽引(けんいん)した。売上高は実質ベースで7.6%増加し、アナリスト予想を大きく上回った。
PMI株は一時6.2%上昇した後、上げ幅を縮小した。株価は21日終値時点で年初来17%上昇していた。
同社は従来型の紙巻きたばこからの事業転換を進めている。急成長する経口ニコチンパウチ市場で同社の「ZYN(ジン)」は圧倒的なシェアを有するが、英国の同業ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)の製品などとの競争が激化しつつある。
第2四半期のZYN出荷数量は前年同期から1.2%減少し、アナリスト予想と一致したが、主力の米市場では1.8%増加した。
米国外で「マールボロ」などの紙巻きたばこを販売するPMIは、調整済み希薄化後1株利益の通期見通しを8.26~8.41ドルとし、最大8.46ドルとしていた従来予想から引き下げた。PMIは業績を見通す上で、米国とイランの戦争を受けた輸送費やエネルギーコスト、その他原材料コストなどの上昇を加味したと説明した。
米食品医薬品局(FDA)は6月、紙巻きたばこよりリスクが低い製品としてZYNを販売することを認めたため、PMIの無煙製品部門は追い風を受ける可能性がある。
原題:Philip Morris Shares Soar on Demand for Smoke-Free Products (2)(抜粋)
--取材協力:Subrat Patnaik.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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