米メディア大手のパラマウント・スカイダンスによる同業ワーナー・ブラザース・ディスカバリー買収に対し、米連邦地裁が20日、一時差し止めを命じた。1100億ドル(約17兆8700億円)規模のこの買収を巡っては、カリフォルニア州をはじめとする米12州が差し止めを求めて提訴していた。

カリフォルニア州オークランド連邦地裁のオルギン判事は20日、両社に14日間の買収手続き停止を命じた。パラマウントとワーナーは早ければ22日の買収完了を目指していた。

ハリウッドの大手スタジオ5社のうち、2社を統合するこの大型合併は、映画やケーブルテレビ番組の市場における競争を損なうと、原告12州は主張している。

差し止めを無期限に延長するかどうかを判断する審理は、8月3日に設定された。

オルギン判事は訴訟について「本案に関して重大な争点がなお残っている」ことを示したと述べた。

パラマウントとカリフォルニア州司法長官事務所にコメントを求めたが、現時点で返答は得られていない。

訴状によると、買収が実現すれば統合後の会社は劇場公開映画市場の27%を支配することになる。また世界的なヒットが予想される大型作品については、両社合わせた市場シェアは30%を超えるという。両社の統合後は新会社とウォルト・ディズニー、ユニバーサル、ソニー・ピクチャーズエンタテインメントの4社がこの市場の90%超を占め、寡占が進むとしている。

合併契約によれば、パラマウントは2027年6月4日までに買収を完了する必要がある。今年9月30日から買収完了まで、1日当たり700万ドルの手数料をワーナーに支払わなければならない。

原題:Paramount-Warner Bros. Deal Temporarily Paused by Federal Judge(抜粋)

もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp

©2026 Bloomberg L.P.