(ブルームバーグ):インドのスタートアップ、スカイルート・エアロスペースは、同国の民間企業として初めてロケットの軌道投入に成功した。宇宙大国を目指すインドにとって大きな一歩となる。
同社のロケット「ヴィクラム1号」はインド時間18日午後0時5分(日本時間午後3時35分)、スリハリコタのサティシュ・ダワン宇宙センターから打ち上げられ、15分後に予定していた高度450キロメートルの軌道に到達。4つのペイロードを全て展開することに成功した。
モディ政権が3年余り前に企業によるロケットの製造・打ち上げを認めて以来、民間企業による最大の成果となる。
2018年創業のスカイルートは5月、シンガポール政府投資公社(GIC)や米シェルパロ・ベンチャーズから6000万ドル(約97億円)を調達した。評価額が11億ドルに達し、インド初の宇宙技術ユニコーン企業となった。22年にはインド企業として初めてロケットを打ち上げた。この時は約5分間の弾道飛行だった。
ヴィクラム1号の成功はインドの衛星打ち上げ能力を強化し、同国の宇宙開発の野心を後押しする可能性が高い。資産家ムケシュ・アンバニ氏がインドで米スペースXの衛星通信サービス「スターリンク」に対抗する衛星コンステレーションの構築を目指すには、打ち上げ能力の拡充が不可欠となる。
ハイデラバードに本社を置くスカイルートは、ヴィクラム1号の追加試験打ち上げを計画しており、商業打ち上げは来年開始の見通しだ。
同社はイーロン・マスク氏率いるスペースXと直接競合するのではなく、小型衛星市場をターゲットとしている。
原題:Skyroot’s Debut Orbital Rocket Launch Is a Key India Milestone(抜粋)
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