(ブルームバーグ):17日の欧州債券市場は、安全資産への資金流入を背景に超長期債が上昇した。
ドイツ30年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下して3.62%となった。政策金利の動向に敏感な2年債利回りは1bp上昇して2.78%となった。超長期債が相対的に堅調だったことで、ドイツ債のイールドカーブはツイスト・スティープ化した。
超長期債利回りは、週次でイラン戦争開始以来最長の3週連続で上昇した。
市場では、来週の欧州中央銀行(ECB)政策委員会会合で利上げが実施されると予想する向きはほとんどないが、9月会合での利上げ確率は94%と織り込まれている。また、年末までにさらに1回利上げが行われる可能性も高いとみられている。
英国債も上昇した。アンディ・バーナム氏が与党・労働党の党首に就任し、首相交代が円滑に進むとの見方も相場を支えた。
欧州株は下落。地政学的緊張の高まりとテクノロジー株安が相場の重しとなった。
ストックス欧州600指数は終値で0.3%安となり、今週の上昇分をほぼ失った。半導体関連株は、米国やアジア市場での下落の流れを引き継ぎ、ASMLホールディングは3.8%安、BEセミコンダクター・インダストリーズは4.5%安となった。
テクノロジー株は業種別で最大の下落率となり、5月以来の安値まで下落した。中国のAIスタートアップ、ムーンショット(月之暗面)がアンソロピックやOpenAIの上位モデルに匹敵するとされるAIモデル「Kimi K3」を発表し、動揺が広がった。
7月17日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)
原題:European Bonds Gain Amid Flight to Havens: End-of-Day Curves、European Stocks Drop on Mideast Escalation Fears, Tech Selloff(抜粋)
--取材協力:Sagarika Jaisinghani.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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