オランダの半導体製造装置メーカー、ASMLホールディングは17日、世界中の従業員に対し、一時金として2万ユーロ(約370万円)の特別賞与を支給すると発表した。AI需要を背景に売上高が過去最高を更新する中、半導体業界では従業員への還元を拡大する動きが広がっている。

発表によると、2027年1月1日に従業員へ株式報酬を付与する。この株式報酬は、対象となる従業員が2030年初めまで在籍した場合に権利が確定する。

世界的なAIインフラ整備を背景に、半導体関連製品への需要は増しており、サムスン電子やSKハイニックスなどの半導体メーカーも従業員に特別賞与を支給した。AIインフラへの巨額投資の恩恵を受けている企業の多くが、膨らんだ利益を従業員により多く還元するよう求められている。

台湾積体電路製造(TSMC)も5月、今年の利益配分金を平均30%以上増額する方針を打ち出した。

ASMLは15日、通期売上高見通しを再び上方修正し、AI需要に対応するため生産能力を拡大する計画を示した。同社は、先端半導体の製造に不可欠な高度な露光装置を製造する唯一の企業だ。

ASMLは世界に約4万5000人の従業員を抱え、現在は管理職層や官僚的な組織構造の削減を目指し、組織改革を進めている。

原題:ASML to Pay One-Time €20,000 Bonus to Staff as AI Propels Demand(抜粋)

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