17日の米株式相場は続落。半導体株の売りが勢いを増し、年初からの株高をけん引してきた同セクターは弱気相場入りに近づいた。AI関連投資の拡大を正当化することが難しくなりつつあるとの懸念が背景にある。

半導体大手を巡る今週の下げは、2025年4月の関税ショック時以来の大きさとなる見通しだ。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は過去最高値から20%超下落した。中国のAIスタートアップ、ムーンショット(月之暗面)の技術的なブレークスルーも投資家心理を冷やした。同セクターはここ数日、高バリュエーションのハイテク株から景気敏感株へ資金を振り向ける動きにも押されていた。ナスダック100指数は一時、2%を超える下落。

半導体株安は世界の金融市場にも波及し、安全資産への逃避を促した。米国債は上昇し、円やスイス・フランなどの安全通貨が買われた。円は対ドルで前日終値と同じ1ドル=162円台前半で推移している。

地政学的リスクの高まりもリスク選好ムードを冷やした。米国とイランが6日連続となる交戦の中で攻撃を激化させたことを受け、原油価格は3%超上昇した。

ニューヨーク時間午前9時41分現在の株価指数

原題:Chipmaker Rout Deepens Plunge From Record to 20%: Markets Wrap(抜粋)

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