外食やスーパーなどへの影響が続く、ニチレイのシステム障害。ニチレイはきょう、来週中の全面再開に向け、準備を進めていると明らかにしました。
記者
「順次、出荷や配送を再開するとしているニチレイの物流センターですが、たくさんのトラックが作業しているのが確認できます」
東京都内にあるニチレイの物流拠点。朝早くから倉庫の段ボールが次々と運び出されていきます。
システム障害が起きて5日目。作業員が荷物を積み込むなど、慌ただしい様子でした。
きょうから順次、配送業務などを再開したニチレイ。完全復旧がいつになるかが焦点でしたが、きょう、ニチレイは来週中の全面再開に向け、準備を進めていると明らかにしました。
ただ、外食やスーパーの問題はすぐには解消しなさそうです。
きょうも、▼チキンなどの配送を委託している日本ケンタッキー・フライド・チキンは、一部店舗で販売メニューの制限や営業時間の短縮が想定されると明らかにしています。
▼大手スーパーのイオンなどでも、一部店舗で冷凍食品の品切れが続いています。
ただ一方、大阪の一部店舗で一部の寿司ネタが提供できなくなっていた「くら寿司」では、きょうから全てのメニューがそろうということです。
日本の「食」にとどまらず、「経済」を支える“屋台骨”で起きたシステム障害。発生から5日での一部再開となりましたが、専門家は現状をこう分析します。
神戸大学 森井昌克 名誉教授
「7~8割復旧させるために、応急的な復旧手段は取った。全てのコンピュータやサーバーが正しく動いているのか確かめている」
また、ニチレイに対するサイバー攻撃の詳細は明らかになっていませんが、そこにはある「教訓」があったのではと話します。
神戸大学 森井昌克 名誉教授
「アサヒグループホールディングスとアスクルの被害が昨年あったが、その教訓が十分生きていたということは一つある。バックアップを利用した復旧を真剣に考えていた」
来週には正常化を目指すというニチレイですが、果たして、今回のサイバー攻撃の原因は何だったのか、調査結果が待たれます。
ニチレイ“来週中の全面復旧”目指す サイバー攻撃の原因は調査中 システム障害の影響はケンタッキーやイオンにも