米大手銀行は4-6月期(第2四半期)、活発なトレーディングに支えられて好業績を上げた一方、従業員数は少なくとも過去6年で最大の減少となった。

バンク・オブ・アメリカ(BofA)、ウェルズ・ファーゴ、シティグループ、ゴールドマン・サックス・グループ、モルガン・スタンレーの5行では、4-6月期に従業員数が計1万人超減少した。この数字は各行の四半期決算資料に掲載された従業員数に基づく。

2020年初めまでさかのぼれるデータでは、四半期として最大の減少となった。米大手銀の中で従業員数が増えたのはJPモルガン・チェースだけで、増加幅もわずかだった。

ウォール街の金融機関では今年に入り、人員削減が加速している。大手銀では3四半期連続で従業員数が減少した。多くの銀行がコスト抑制を進めている。シティグループも、ジェーン・フレーザー最高経営責任者(CEO)の下で収益性改善を進める中、ここ数カ月にわたり人員削減を続けている。

BofAのアラステア・ボースウィック最高財務責任者(CFO)は今週の決算説明会で、「過去6四半期にわたる人員管理は極めて順調だった」と述べた。BofAの従業員数は前年同期比で約1%減少した。

AIの普及に伴い、長期的に雇用が影響を受ける可能性を懸念する声も強まっている。

英銀スタンダードチャータードのビル・ウィンターズCEOは今年、人員削減について、一部では「価値の低い人的資本を、われわれが投入している金融資本や投資資本に置き換える」と述べた。その後、この発言について謝罪した。

ウェルズ・ファーゴのマイケル・サントマッシモCFOは14日の決算説明会で、「現在より少ない人員で会社を運営できるようになると考えている」としたうえで、「技術やAIは、その実現をこれまでとは異なる形、あるいはより速い形で進めることを後押ししている。今後、効率化はさらに進むとみている」と述べた。

原題:Wall Street Banks’ Record Quarter Didn’t Slow Their Job Cuts(抜粋)

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