(ブルームバーグ):投資家はAIをめぐるリスクとリターンを見極める力を高めつつあり、AIが「あらゆる」トレードとなる中でこれはウォール街にとって重要な教訓だ。JPモルガン・アセット・マネジメントのデービッド・レボビッツ氏が指摘した。
グローバル市場ストラテジストを務めるレボビッツ氏は9日、ブルームバーグテレビジョンに対し、「人々は、異なる要素やどこが供給過剰になりそうか、また堅調な需要が見込まれるのはどこか、などについてこれまで以上に見極め始めている」と語り、「『AIが好きだから、AIに関連するものは何でも買う』というような見方ではない」と述べた。
同氏は、データセンターの建設・運営をめぐる需要は、半導体やハードウエアの生産よりも「より構造的」な需要になる可能性が高いと指摘した。一方で、半導体は供給過剰に陥る可能性があるとの見方を示した。
同氏は「供給面でのリスクは、主として半導体とハードウエアの分野にある」とみており、「投資家の熱意が特に集中しているのもこの分野だ。歴史が示す通り、熱狂が高まる局面では、人々は行き過ぎる傾向がある」と話した。
同氏の発言は、AIインフラへの投資を巡る過熱感が和らぎ始める中、この数日でSKハイニックス一部の半導体メーカーの株価が大きく下落した動きを浮き彫りにしている。米国で10日に上場を予定している韓国の半導体メーカー、SKハイニックスの株価は、6月に付けた最高値から20%超下落したものの、2026年に入ってからではなお3倍余り上昇している。
AI関連市場が急速に拡大する中で、レボビッツ氏は投資家にとって問われるのは資金の投じ先だと指摘した。
「AIは至る所に存在する。重要なのは、それに投資するかどうかではなく、どう投資するかだ。それが今後、投資家にとって最大の課題になるだろう」と述べた。
原題:JPMorgan Says Everything Is an AI Trade: ‘It’s How You Play It’
(抜粋)
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